再入幕の獅司「うれ獅司」初の勝ち越し目指す 納税PRイベントで決意

 トークショーを行う獅司(右)、雷親方
 納税イベントに参加した(左から)獅司、雷親方
2枚

 「大相撲春場所」(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)

 初場所で十両優勝し、再入幕の獅司(雷)が27日、大阪・泉佐野市のイオンモール日根野で確定申告PRイベントに参加した。

 トークコーナーでは再入幕の気持ちを「うれ獅司(しし)です」と得意フレーズで返答。入門時は日本語に苦労した思い出を挙げ「今も分からない」と続けて、会場の笑いを誘った。

 イベントでは大相撲の懸賞や優勝賞金に対する税制上の扱いが紹介され、獅司は表情を変えずに傾聴。その後の握手会、ジャンケンによるプレゼントコーナーでは精力的に協力した。

 新入幕だった昨年九州場所は5勝10敗と壁にはね返された。初場所は13勝2敗で十両優勝。春場所は西前頭13枚目の番付でリベンジを期す。

 イベント後に取材に応じた獅司は「勝てるように頑張ります。いつも通り。変わらない」と自然体を強調。師匠の雷親方は「自分で工夫する意欲が以前より強く出てきた。幕内で初めて勝ち越せるようにしたい」と期待を寄せた。同じウクライナ出身で新入幕を決めた安青錦(安治川)の存在も刺激になっているという。

 ロシアによるウクライナ侵攻から3年。両親は激戦区に近いウクライナ・ザポリージャ州メリトポリに暮らす。「元気です。家は大丈夫。父は家(の敷地内)で食べるもの、チキンを育てたりしている」と語った。故郷に吉報を届け、目標に掲げる三役に近づいていくつもりだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス