Wリーグ デンソー初Vならず 赤穂ひまわり「相手が一枚上手だった」 高田真希「決めるべき選手が決めた」

 円陣を作り士気を高める馬瓜エブリン(左から2人目)らデンソー
 第1クオーター、攻め込むデンソー・赤穂ひ(左)
 第2クオーター、3点シュートを決めるデンソー・馬瓜(右)
3枚

 「Wリーグ・プレーオフファイナル、富士通89-79デンソー」(15日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 2戦先勝方式のファイナル最終戦が行われた。皇后杯との2冠を狙ったデンソーは、富士通に89-79で敗れ、初優勝を逃した。

 第1クオーター(Q)こそ22-23と互角で折り返したが、シュートとリバウンドがバランス良く機能した富士通に少しずつ上回られ、最後は10点差で敗れた。赤穂ひまわりは「ディフェンスで後手に回った」と敗因を挙げ、「相手が一枚上手だった」と悔やんだ。

 富士通主将の宮澤夕貴は、20~21年シーズンまでエネオスに所属した優勝経験者。この日は勝負どころでの得点や守備が際立った。赤穂は「優勝経験のある選手が試合をうまく流れを読んで進めて、そこにやられたのかな」と振り返り、高田真希は「(点を)決めるべき選手が決めてきた。優勝を経験している選手は、こういう場面で強い」と脱帽した。

 両チーム最多の23得点と活躍した馬瓜エブリンは、観客席に一礼したあと顔を上げられず、涙を流していた。

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