魁聖はコロナ禍でも前向きに 元々インドア派「何も変わってない」祖国ブラジルを心配

すり足をする魁聖(日本相撲協会提供)
テッポウを打つ魁聖(日本相撲協会提供)
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 コロナ禍で大相撲初場所を全休となった友綱部屋に所属する幕内魁聖(友綱)が20日、稽古後に電話取材に応じた。同部屋は初場所前、幕下以下1人の感染が判明し、部屋全員が同場所を全休した。

 場所中は自宅で四股、腕立てなどの運動で体を維持した。もともと、インドア派でゲーマー。場所中の2週間はゲームをする時間がむしろ増えたようで「ゆっくり寝て、ゲームして、ちょっと運動して」と、充実の!?日々を送っていた様子。

 昨年6月に結婚し、ラブラブの新婚生活。「まだ結婚したばかりなのでね。ケンカとかはないですね」と仲良く自粛生活。翻訳の仕事をする夫人もゲーム、マンガ好きのインドア派で、いつも隣で過ごしていたという。

 陽性となった若い衆を心配し、連絡も取っていた。「コロナで重症化したら大変ですから。でも(幕下以下の)子以外はみんなならなかったから良かった。それでも怖い」と、ウイルスの脅威に直面した。

 外出先から自宅に戻った際は全身を消毒する。「アルコールのスプレーみたいやつがあって、奥さんが俺にシャーって。でアルコールジェルで手を消毒してうがいして、服とか全部消毒する。どこに行くのもマスクして、奥さんもインドア派だから、あそこにご飯食べに行こうとかがない。夜の予定は毎日ゲームです。みんなコロナで生活が変わってしんどいって。俺は何も変わってない。逆に食事に行こうとか(誘いが)なくなって、楽ですね」と笑わせた。

 魁聖は日本国籍を取得しているが、母国ブラジルでも感染が止まっていない。「まあうちの家族はみんなインドア派なんで、誰も出かけていない。ちょっと怖いのは弟くらい。弟はいろいろ出かけたりするんですけど今は独り暮らしでお父さんお母さんにうつす可能性がないんで。しょっちゅうお父さんお母さんと連絡して。ブラジルもワクチンが始まったんですね。中国のワクチンなんですけど。多分もうちょっとしたら打つんで。でも心配と言ったら心配ですね」と故郷の状況も気がかりだ。

 日本でもようやくワクチン接種が始まった。「人生で早く注射したいって今しか思ってないですね。ワクチン打ってどこか行くわけではないですけど。ワクチン楽しみです」と、早期接種を望んだ。

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