初場所の安全祈る土俵祭り 八角理事長ら幹部、審判部の親方衆がマスク姿で出席

初場所を前に行われた土俵祭り=両国国技館(撮影・高石航平)
両国国技館2階入り口に掲げられた横断幕
土俵祭りに出席した八角理事長(左から三人目)ら=両国国技館(撮影・高石航平)
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 「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)

 初日を翌日に控えた9日、両国国技館で15日間の安全を祈る土俵祭りが行われた。新型コロナウイルスの影響により5場所連続で観客を入れず、三役以上の力士は不参加。土俵周りには八角理事長(元横綱北勝海)ら協会幹部、審判部の親方衆がマスク姿で座った。

 緊急事態宣言が発出され、政府方針に沿い、今場所は観客上限5000人を守って開催を決めた。安心、安全の確認するため、8日には協会員全員、約900人がPCR検査を受けた。結果判定を待ち、この日、初日、2日目の取組を決める取組編成会議を開く異例日程となった。

 年末年始にかけ、荒汐部屋では師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)、幕内若隆景、十両若元春ら計12人が集団感染。横綱白鵬(宮城野)も5日に感染が判明した。

 横綱鶴竜(陸奥)は腰の不調を訴え、4場所連続休場となり、3場所連続で両横綱の不在という異常事態。前途多難な様相の中、緊急事態宣言下での初場所が10日、幕を開ける。

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