宇良3連勝で6勝3敗 好調の兄弟子・志摩ノ海に「ストイックな方なので見習いたい」
「大相撲11月場所・9日目」(16日、両国国技館)
2度の右膝手術を乗り越え、18年初場所以来16場所ぶり十両復帰した人気業師の宇良(28)=木瀬=が幕下白石(玉ノ井)を押し出し、3連勝で6勝3敗とした。
突き放されたが、前進を止めない。相手が引いた瞬間を逃さず、出て決めた。「勝てて良かった。とにかく精いっぱいやっている。連勝していても連敗していても気は抜けない。あんまり連勝とか意識なくやっていきたい」とうなずいた。
幕内では兄弟子の志摩ノ海(木瀬)が好調でV争い。「自分にとって力の付く稽古をさせてもらっている」と、刺激を受ける。志摩ノ海も自身と同じく、大けがを乗り越えて再起した経験がある。「本当にストイックな方なので見習っていきたい」と話した。
5日目には大技「居反り」を決めて沸かせるなど、アクロバット力士の本領を発揮する。上半身の筋肉が目に付くが、「相撲は足腰。下半身が大きくなったと言われるように」と、さらなるパワーアップを目指す。




