朝乃山が勝負の来年へ本格稽古を再開 関取衆との申し合いで6連勝「課題を直さないと」

 大相撲冬巡業が4日、熊本県人吉市で行われ、小結朝乃山(25)=高砂=が本格稽古を再開し、関取衆との申し合いで6連勝と気を吐いた。新三役の九州場所で11勝を挙げ、初の年間最多賞も獲得。大関昇進の懸かる来年へ気合は十分だ。

 今年1年で得た自信と成長があふれた。最初の一番、小結阿炎のもろ手突きをものともせず、前に出て押し出し。その後も幕内正代(時津風)、輝(高田川)、関脇御嶽海(出羽海)ら実力者を得意の右四つで組み止め何度もねじ伏せた。

 「たまたま。稽古場で勝っても本場所で勝たないと。前に前に出ること。普段から親方(師匠の高砂親方=元大関朝潮)に言われていること。前に出ないと自分の相撲にならない。課題がたくさん出てくる。いろんな課題を直さないと上には行けない」と、気を引き締めた。

 令和元年、初の本場所となった夏場所で初優勝し、一気に駆け抜けた。「初優勝から始まって、上位戦、三役、年間最多賞。充実した1年だった。来場所が、来年が大事になる」と来年を勝負の年に位置づけた。

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