大相撲秋巡業が27日、広島県福山市で最終日となり、大関豪栄道(33)=境川=が幕内大栄翔(追手風)を相手に三番稽古し、7戦全勝で締めた。
先場所は勝ったものの、それまで3連敗を喫していた埼玉栄高の後輩を圧倒した。出足鋭く、低い踏み込みで何度も速攻で押し出した。相手のパワーある押しをこらえて逆襲。最後は外掛けで相手を転がすなど、体もよく反応した。
「突き押しなんで、そのあたりをどう対応するか。そのへんを意識した。(大栄翔は)上位で最近はずっと取っている。力が付いていないとできない」。伸び盛りの若手を封じ、九州場所へ向け、上々の調整となった。