女子体操の宮川紗江からパワハラを告発された日本体操協会の塚原光男副会長と塚原千恵子女子強化部長が３１日、書面で見解を発表。宮川との会話の録音があることを明かし、千恵子氏は「私が高圧的な態度ではないということはお分かり頂ける」とパワハラ報道に真っ向反論した。

　千恵子氏は書面で「まだ１８歳の宮川紗江選手にこのような会見をさせてしまったことにつきましても、私たちにも責任があることは確かであり、宮川紗江選手に対して心からお詫びを申し上げます」と謝罪したが、その後は宮川の会見への真っ向反論を開始。

　「速見コーチより１００倍よく教えられる」発言は否定し、「五輪に出られなくなる」といった発言は前後の文脈を説明。朝日生命への勧誘も否定し、複数コーチに「速見コーチの暴力を見たといいなさい」と強要したということにも「そのような事実は一切ない」とした。

　宮川は千恵子氏は終始高圧的だったとしたが「そのように思わせてしまったのであれば私の態度に問題があったかと考えており、大変申し訳なく思う」としたが、今後、第三者委員会に宮川との会話の録音を提出すると記し「録音内容をお聴き頂ければ、私が決して高圧的ではないということはお分かり頂けると思っております」と自信を見せた。