22歳誕生日の貴景勝 「デレっとしている暇はない」
「大相撲夏巡業」(5日、長野市ホワイトリング)
幕内貴景勝(貴乃花)が5日、22歳の誕生日を迎えた。報道陣から誕生日ケーキを贈られ、埼玉栄高の先輩、大栄翔(追手風)はWピースで22歳を表し祝福した。
「小さい時、22歳ってどうなってるかと思っていた。こんなに早く22歳とは思わなかった。時間はあっという間。相撲人生、力士生命、全盛時は限られている。デレっとしている暇はない」と、気を引き締めた。
今年初場所で三役を経験するなど順調に出世。先場所は10勝を挙げ、来場所、三役返り咲きは濃厚だ。「横綱、大関と戦って勝てたのは収穫になった。その確率を高めることを自分はやっていく。15日間いい内容、いい精神状態で勝つような体力がいる。むらをなくしていく。精神を鍛えたい。パフォーマンスを左右するのは脳みそと思う。心は熱く、頭は冷静にやっていく」と課題を克服し、さらなる地位を目指す。
「関脇にいくこと。大関とりのためにも関脇に上がってそこから成績を残せたら」と、22歳の目標を掲げた。