リレー侍、東京五輪金プロジェクトが始動

 2020年東京五輪で金メダルを狙う陸上のリレー男子日本代表が6日、都内で合同練習を公開した。

 16年リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得した山県亮太(25)=セイコーホールディングス=、飯塚翔太(26)=ミズノ=、桐生祥秀(22)=日本生命=、ケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=が集結。日本陸連は今後は“リレー侍”を積極的にレースに参戦させる方針で、実戦を積みながら連係をさらに磨き上げていく。

 リオ五輪で世界を驚かせた“リレー侍”が久々にバトンワークを披露した。銅メダルを獲得した昨年の世界選手権では代表落ちした山県は「このメンバーで練習するのは久しぶり。2016年を思い出した。いい雰囲気の中で刺激をもらった」と、笑顔。桐生も「みんなでワイワイやりながら楽しくやれた。お互い刺激しあって個人の走力を上げていきたい」と、充実した表情で汗をぬぐった。

 さっそく20日のゴールデンGP大阪(長居)に出場し、7月には世界最高峰のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会にも出場する。走順なども色々模索していく予定で、陸連の土江寛裕五輪強化コーチは「トライ&エラーの中で、エラーが大きな経験になる。色んなことを試していけたら」と、説明した。

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