スピードスケート高木美帆“国内新”出していた 9月に自己記録“更新”

 スピードスケートのナショナルチームが10日、長野市エムウエーブで合宿を公開した。女子中長距離で平昌五輪メダル獲得の期待がかかる高木美帆(23)=日体大助手=は上々の調整ぶり。W杯代表選考会を兼ねた全日本距離別選手権(20~22日、長野)を好調で迎えられそうだ。

 ついにやってきた五輪シーズンの開幕だ。それでも高木美は「いつもの感じかな。やっとこのシーズンが始まるという感じではない」と平常心を強調。過度な高ぶりがないのは、手応えがある証拠なのかもしれない。

 9月中旬に帯広のリンクで行われた非公開の記録会では、最も得意とする1500メートルの1本目で、非公認ながら自身の持つ国内最高記録1分56秒07を0秒09上回る1分55秒98をマークしたという。男子と同走するなど記録が伸びやすい状況も重なったため「自分だけの力とはとらえていない」と冷静に振り返ったが「タイムが出ていると思えたのはよかった」。夏のトレーニングの成果を好記録が教えてくれた。

 ただ同時に「しっくりこない部分があった」とも振り返った。「スピードが出るようになった」ため、力の配分が変化。現在はより「省エネ」の走りを探っている。「まだよくなりそうという感覚もある」と高木美。充実の冬がやってくる予感だ。

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