「陸上・日本選手権」(24日、ヤンマースタジアム長居)
世界選手権の選考会を兼ねて行われ、女子100メートル決勝で、市川華菜が11秒52で初優勝した。
福島の8連覇を阻み、「大きな大会で福島さんに勝つことで自信にもなる」と声をはずませた。スタートで先行を許すも焦らず、伸びやかな走りで逆転した。
13年には痛めた太腿をかばううちに腰椎分離症を発症。記録が伸びず「自分の種目が分からなくなった」と不振の闇に迷い込んだ。400メートルを走ることで基本に立ち返り、200メートル予選では自己ベストを更新。
「支えてくれた人に感謝したい」と美女スプリンターに笑顔が戻った。