羽生、全日本選手権欠場 インフルエンザ発症、無念のリタイア

 日本スケート連盟は21日、フィギュアスケート全日本選手権(22日開幕・大阪)で5連覇が懸かっていたソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が欠場すると発表した。15日にインフルエンザを発症し、今後も1週間程度の安静加療が必要と診断された。

 GPファイナルで前人未踏の4連覇を達成したばかりの“氷上のプリンス”が無念のリタイアとなった。羽生はファイナルから帰国した2日後にインフルエンザを発症し、その後、咽頭炎も併発。現在も発熱が続いており、欠場を余儀なくされた。連盟を通じて「ご心配とご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありません。今は安静加療に専念し、体調をしっかり戻していきたいと思っております」とコメントを発表した。

 全日本は来年3月の世界選手権(ヘルシンキ)代表の最終選考会でもある。代表入りは全日本出場が前提だが、要項には「過去に世界選手権で3位以内の実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本に出場できなかった場合は選考に加えることがある」という記述があり、GPファイナル優勝や、ISU世界ランク(1位)、ISU今季ベスト(301・47点)でぶっちぎりの実績を持つ羽生の選出は濃厚。今はしっかりと体を休め、18年平昌五輪の国別出場枠が懸かる大一番へ照準を合わせる。

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