立命大リベンジへ前向き 関学は「思ったよりも高い壁」悔しさバネに再戦へ
「関西学生アメフット、関学大22-6立命大」(20日、万博記念競技場)
関学大が立命大との全勝対決を22-6で制し、2年ぶり55度目の優勝を果たした。関西2位の立命大は西日本代表校決定トーナメントの4回戦に回り、27日に名城大(東海代表)と対戦。勝てば再び関学大と対戦することになる。
負けを認めることが逆襲へ向けたスタートの合図だ。昨年王者の立命大は終了間際に1TDを返すのがやっと。自慢のランも44ヤードしか出せなかった。「完敗ですね」と米倉監督。QB西山(3年)も「思ったよりも高い壁だった。力を出せなかったというより、これが実力」と白旗を揚げた。
だが、選手たちに悲観する様子はない。沸々と燃える悔しさは1週間後の名城大戦、2週間後の再戦へつながる原動力だ。「16点の差を埋める努力をしたら取り返せる」と西山。指揮官は「前を向いてやることしか残されていない」とハッパを掛けた。
スタンドからは「甲子園行こうぜ!」という声援も飛んだ。LB大江(4年)は「これで終わりじゃない。プレゼントをもらった感じ。2週間後、見ておいてくださいね」と不敵に笑った。タフな日程を乗り越え、リベンジを果たす。