昨年王者・立命大 快勝発進 西村54ヤードTD
「関西学生アメフット、立命館49-3甲南大」(26日、万博フィールド)
関西学生リーグが開幕し、昨年王者の立命大は、今季から1部に昇格した甲南大に49-3で圧勝した。昨季年間MVPと甲子園ボウルMVPを獲得したRB西村七斗(3年)が、攻撃1プレー目で54ヤードTDを決めるなど、力の差を見せつけた。
2連覇を目指す立命大が、幸先良く駆けだした。昨季関西リーグトップの900ヤードを走った西村が、最初の攻撃で54ヤードTD。「シーズン1発目だったんで、気合を入れて走った」。第2Qにも11ヤードTDを奪うなど、その力は健在だった。
今季の船出をエースに託した米倉輝監督は「一番堅いプレーをしようと話していた」と説明。「西村があれくらいやるのは当たり前」と大きな信頼を口にした。
体重は1キロ増ながら、40ヤード走(約37メートル)のタイムは0・13秒速くなり、当たり負けもしなくなった。相手から警戒されていることもかなり感じたはずだが、意に介さず。関西随一のランナーが、今季も立命大をけん引する。