【リオデジャネイロ共同】リオ五輪で初めて結成された「難民五輪選手団」のうち4選手が30日、メインプレスセンターで記者会見し、シリアからドイツに逃れた競泳女子のユスラ・マルディニ選手(18)は「世界にいる難民の代表、希望の代表として全力を尽くしたい」と力を込めて話した。
国際オリンピック委員会(IOC)は五輪に出場できる可能性がありながら内戦などで祖国を追われた選手を支援し、10人が特別参加する。同じようにシリアからベルギーに渡った競泳男子のラミ・アニス選手(25)は「4年後の東京五輪は自国の代表として出場したい」と、母国の混乱の終結を願った。