【平壌、北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の最側近で党序列5位の崔竜海党副委員長が30日、ブラジル・リオデジャネイロ五輪の開会式に出席するため空路で平壌を出発した。
崔氏は、北朝鮮でスポーツ政策を統括する国家体育指導委員会の委員長を務めている。北朝鮮が最高指導部メンバーの崔氏をリオ五輪に派遣する背景には、スポーツを通じて国威発揚を図ろうとする指導部の意気込みがうかがえる。
北朝鮮はリオ五輪で重量挙げやレスリング、柔道、卓球、体操など9競技に約30人の選手が出場する。選手団は28日にリオの選手村に入った。