大坂逆転負け 自身初4回戦進出ならず

 「テニス・全仏オープン」(27日、パリ)

 女子シングルス3回戦で世界ランキング101位の大坂なおみ(18)は27日、第6シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に6-4、2-6、3-6で敗れ、四大大会で自身初の4回戦進出はならなかった。

 初出場の大坂は善戦及ばず、逆転負けした。2年前の全仏で準優勝したハレプとスコア以上に互角に展開しながら、大事な場面でのミスが響いた。「テレビで見ていた選手。試合を楽しみたい」と強打を武器に真っ向勝負を挑んだが、四大大会の本戦に初出場した1月の全豪に続いて3回戦の壁に阻まれた。

 父がハイチ出身の米国人、母が日本人のホープ。第1セットは180センチ、69キロの身体能力を生かした高速サーブとフォアの強打で主導権を奪って先取した。いら立ってラケットをたたき壊す場面もあったハレプを「若いのに信じられないパワー」と驚かせた。

 しかし第2セットから左右に揺さぶられ、ネットプレーなどでミスも重なった。最終セットもあと一歩及ばなかった。

 憧れの選手というS・ウィリアムズ(米国)から「才能があって危険な存在」と賛辞を受ける。豪快なテニスで赤土の舞台でも鮮烈な印象を残した。

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