ラグビー元日本代表主将の広瀬が引退
ラグビー日本代表の元主将のSO/WTB広瀬俊朗(34)=東芝=が24日、今季限りでの現役引退を発表した。
広瀬は大阪・北野高から慶大をへて東芝入社。主将として2008、09年にトップリーグ連覇を飾るなど主力として活躍した。日本代表には07年に初選出し、28キャップを獲得。12年のエディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ就任時は初代主将に指名され、13年のウェールズ撃破など歴史的勝利をあげた。昨秋のW杯では出場ゼロながらチームを支え「陰の主将」と称賛された。
11年の東日本大震災時はキャプテン会議の代表として復興支援活動を推進し、自ら岩手県でボランティア作業に従事し、現在はラグビー選手の社会貢献を目指す選手会の設立に尽力。引退後はピッチ外でも日本ラグビーのリーダーとして期待されている。
東芝では他にFB立川剛士(39)、スティーブン・ベイツ(36)ら計11選手が引退・退部。薫田真広総監督は日本代表の強化責任者に専念する。(大友信彦)