フィギュア宮原に信成さんから“金言”

 フィギュアスケート女子で、全日本選手権2連覇中の宮原知子(17)が13日、大阪府高槻市で行われた関大高の卒業式に出席した。18年平昌五輪での金メダル獲得へ、授業の一環で取り組んだ論文制作では、10年バンクーバー五輪に出場した織田信成さんにインタビューしたことを明らかにした。英語を学ぶために、4月からは関大文学部に進学する。

 卒業証書を手にした宮原が見据えるのは平昌五輪だ。級友と写真を撮り、最後のホームルームでは「試合ばかりでクラスのことをできなくてごめんね」と涙した。3年間の思いを胸に「五輪で優勝できるように頑張りたい」と、金メダルを宣言した。

 練習に対する真面目さは、勉学にも共通している。論文のテーマは「五輪に魔物はいるのか」。織田さんにインタビューし、06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんにもメールで質問するなどして1万2000字を書き上げた。「全員が他の試合とは違う雰囲気があったと言っていた。どんなところなんだろう?」。夢舞台へ思いを膨らませた。

 秘策も用意する。将来的には「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳びたい」と明かした。練習でも成功していない大技だが「跳べる選手が増えたら必要になる」と、果敢に挑戦する腹づもりだ。

 「平昌に絶対に出るために、一つ一つの試合を大事にしたい」。まずは2年連続準優勝だった四大陸選手権(18日開幕、台北)で「優勝を目指す」と宮原。新たな一歩を踏み出す。

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