大院大“ノーシードV”まであと2つ
「デイリー主催・西日本学生バスケット・男子準々決勝、大院大71‐63京産大」(30日、大阪市立中央体育館)
男女準々決勝各4試合が行われ、ノーシードから優勝を目指す男子の大院大は京産大を71‐63で下した。残り5分で逆転を許したものの、PG合田怜(3年)とSG沢辺圭太(2年)がゲームをコントロールして勝ちきった。31日は男女準決勝各2試合が、なみはやドームで行われる。
優勝を目指す大院大が、昨秋の関西リーグで敗れた京産大にリベンジし、4強入りを果たした。
沢辺は「去年は自分がマークする相手にやられた」と雪辱を誓っていた。前半はリードを許して折り返したが「負けている感じはなかった」と合田。行広監督も「(接戦は)予想していたが、なんとか勝ちたいと思っていた」と、苦しかった戦いを振り返った。
5月初旬の関西選手権で近大に敗れてからは、長身センターを攻略すべく、リバウンドの徹底を意識して練習してきた。成果が実を結び、全員でリバウンドに入り、チャンスを与えなかったことで勝利につながった。
今大会5試合を経験し、指揮官は「精神的に、チームとしての成長は大きい」と手応えを感じ取っている。司令塔の合田は「近大戦は熱くなりすぎてしまった。まだ前半はカッとなってしまった」と苦笑いしつつ、次の近大戦も「リベンジします」と、決勝進出を約束した。
