羽生連覇へ“世界最高点”で首位発進

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、さいたまSA)

 羽生結弦(19)=ANA=は、大会初の100点超えとなる103・10点で首位発進を決めた。

 身にまとう空気には、もはや貫禄すら漂ってきた。フィニッシュで天に突き上げた人差し指は、“No.1”を誇示しているように見えた。ほぼ完ぺきな演技を見せた羽生が、参考記録ながら103・10点でSP“世界最高得点”をマーク。「ホッとしてる。僕もやったと思った」。日本人で初めて100点の大台に乗せ、連覇へ圧巻のスタートを切った。

 GPファイナル優勝で、五輪代表入りはほぼ当確の状況。実質“残り2枠”のし烈な五輪切符争いを尻目に、独走の首位発進となったが「大会が終わって発表があるまで(代表は)分からない。やるべきことを楽しんでできるか。それが僕にとっての挑戦」と、キッパリと言い切った。慢心とは無縁の若武者。初の夢舞台へ、『全日本王者』の肩書きは誰にも渡さない。

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