広島 栗林お見事!4度目連敗ストップ 球団初快挙の1安打完封星「(サッカー)W杯メンバー発表だったので」「うれしいです!」

栗林(中央左)は完封勝利を飾りナインとタッチする(撮影・山口登)
完封勝利を挙げ、喜ぶ栗林
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 「阪神0-2広島」(15日、甲子園球場)

 連敗ストッパー襲名じゃ!広島の先発・栗林良吏投手(29)が今季2度目となる被安打1での完封勝利で、チームを連敗脱出へと導いた。自身が登板した試合でチームの連敗が止まるのは早くも今季4度目。1シーズン2度の1安打完封勝利は球団史上初の快挙にもなり、先発転向1年目にして大車輪の活躍が止まらない。

 今季完封負けのなかった阪神を前に、防御率0点台男が立ちはだかった。矛と盾とも言える対決を制したのは栗林だった。自己最多となる120球を投げ抜き、1安打無失点での完封勝利。大アウェーの敵地・甲子園でも動じず、ヒーローインタビューでは「うれしいです!」と声を張った。

 強力打線を手玉に取った。ピンチは初回と九回だけ。初回は1死から三塁・坂倉の失策と大山の安打で2死一、三塁とされたが、中野を中飛に仕留めて無失点で立ち上がった。その後は最後まで安打を許さない盤石の投球。「初回を0で抑えられたからこその今日の投球だと思います。あそこで点を取られていたら、今日の投球はなかったと思うので、初回が全てかなと」と胸を張った。

 九回は1死から四球を献上し、二盗も決められて得点圏に走者を置いた。それでも最後は佐藤輝を中飛に打ち取って、完封星をゲット。マウンド上でバッテリーを組んだ持丸と抱き合い、「四球から、阪神ファンの皆さんがすごく盛り上がったので、怖かったですけど抑えられてよかったです」。ピンチでも球場全体を見渡す余裕があった。

 右腕が登板した試合でチームの連敗が止まるのは今季4度目。連勝中でも連敗中でもマウンドに立つ心境は変わらない。「勝ちたい気持ちだけ」。気負いはなく、純粋に白星を求めていく心意気が好結果を生み出している。試合後のヒーローインタビューでは「今日は(サッカーの)W杯のメンバー発表だったので、どんなピッチングをしてもニュースにならないと思った。そういう気持ちでいきました」とちゃめっ気たっぷりに自然体を強調した。

 新井監督も「素晴らしいピッチングだった」と評価。「ボールのキレ、コントロール、テンポが素晴らしい。今日は栗林の試合だと思ったので(最終回も)任せました」と全幅の信頼を寄せた。

 これで右腕の防御率は0・78まで良化。シーズン2度の1安打完封は球団史上初の快挙にもなった。躍進劇はどこまで続くのか-。投げるたびに自信と風格が増す背番号20が、エースと呼ばれる日もそう遠くない。

 ◆5月までに2度はセ初 広島栗林が今季2度目の1安打完投。年間2度の達成はセ・リーグ7人目、7度目で、広島では初の快挙だ。このうち2試合とも完封勝利だったのは5人目。また、5月までに2度の1安打完投は、セ初となった。なお広島では、71年に藤本和宏、72年に外木場義郎が、それぞれノーヒットノーランと1安打投球を各1度達成している。

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