5位転落の広島 悪送球の坂倉に新井監督「苦しいと思うけど、思い切ってやってくれたら」

 「広島2-5中日」(23日、マツダスタジアム)

 広島が中日に痛恨の2連敗で5位に転落し、借金は今季ワーストタイの11に膨らんだ。

 先発・森下は序盤の失点が響いた。初回1死一、三塁で細川の2球目に一走・上林がスタート。ここで捕手・坂倉の二塁送球が中堅手の手前に落ちる悪送球となり、先制された。なおも1死三塁で、細川に二塁への適時内野安打。7回7安打3失点(自責1)で14敗目を喫した。

 球団投手のシーズン14敗は2012年のバリントン以来13年ぶりで、日本人投手に限れば2009年の前田健太以来。中日戦は昨季から8戦8敗で、高橋宏との投げ合いは4戦4敗となった。試合後の新井貴浩監督(48)の談話は以下の通り。

 -先発・森下は序盤の失点だけ。

 「粘ってゲームをつくったと思います」

 -序盤の失点は守備のミスでリズムに乗り切れなかった部分も。

 「防げる失点はあったと思うので、そこも反省して次に備えたい」

 -坂倉の悪送球が失点につながった。20日・DeNA戦では相手に4盗塁、この日は2盗塁を許すなど厳しい1週間になっている。

 「本人も苦しいと思うけど、思い切ってやってくれたらいいと思います」

 -打線は今季の対戦防御率0・75に抑えられていた高橋宏から2得点。

 「奨成も難しい球だったけど、いい適時打だったし、小園も得点圏でいいアプローチの仕方だった。前回、前々回よりいい攻撃ができたと思います」

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