広島・林 1軍臨戦態勢!昇格お預けも2軍で打率・317、22打点、チーム最多6本塁打 結果より過程を重視

 広島・林晃汰内野手(24)が2軍でアピールを続けている。ここまでウエスタン・リーグでは40試合に出場してチーム最多の6本塁打。打率も・317、22打点の好成績だ。新井貴浩監督(48)も27日からのリーグ戦再開にあたり、林が1軍昇格候補だったと明かしていた。和製大砲候補が重視するのは、結果ではなく過程。その意図に迫る。

 林は28日のウエスタン・くふうハヤテ戦で4安打の固め打ち。中前と右前に2本ずつはじき返し、状態の良さを披露した。同22日のオリックス戦では初回に右越え3ラン。自慢の長打力も見せつけている。

 重視するのは、結果に至るまでの過程。「まずは打席内で迷わずいくというか、やることを明確にしてからいろいろやっていけたらなと。試合前から準備を完璧にした状態で試合に入れるように」と明かす。だが、予測通りに相手が攻めてくるとは限らない。それも踏まえ「凡退でもいい内容を」と意識する点を挙げた。

 “内容のいい凡打”の一例を本人が明かしてくれた。19日・阪神戦の五回2死で今朝丸と対戦。3球で追い込まれるも、ファウルしながら際どいコースを我慢してフルカウントまで持ち込んだ。最後は8球目の外角スライダーを打って中飛。「自分の中で、いい入りができていた。打つべき球を見極めて、いい感触ではあったので」。出塁できなくても、手応えが残った。

 新井監督も林の奮闘は把握済み。リーグ戦再開を翌日に控えた26日に「自分の中で(林は昇格)候補にはあった。だけど上げてもスタメンで使ってあげられるところが今はないから、しっかり頑張っておけと」と背中を押していた。

 今季は4月2日に初昇格も、計12打数2安打で同28日に2軍降格。「割り切れない打席を減らしていきたい。自分の中で納得した入りができるような打席を毎回重ねていきたい」と林。とことん中身にこだわり、1軍で戦える準備を整える。

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