広島・坂倉 DeNA度会封じに自信「抑えるにはこうかなはある」 16日の対戦はマルチ安打許す

 声を出しノックを受ける坂倉(撮影・市尻達拡)
 打撃練習をする坂倉(撮影・市尻達拡)
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 開幕カードのDeNA戦へ向け、広島・坂倉将吾捕手(25)の頭はすでにフル回転している。「相手打線が良いのは分かっているので、その打線としっかり対峙(たいじ)出来るように準備したい」と意気込んだ。

 警戒する打者には、「1番・右翼」での開幕スタメンが決まっている、ドラ1・度会を挙げた。マスクをかぶった16日のオープン戦ではマルチ安打を浴び、能力の高さを肌で感じ取った。「あれだけ打っているので良い打者に間違いない」と能力を認めつつも「対戦して自分の中でも、抑えるためにはこうかなというのはある」とにやり。オープン戦では首位打者に輝き、最多安打もマークしたルーキー封じに自信をのぞかせた。

 DeNAとはオープン戦で16、17日に対戦し、1勝1分け。そこでひと味違う今季のDeNAの一面を見た。「今年はチームとして足を使ってきている印象」。実際、この2試合で盗塁企画数は6で成功は3。「クイックを含めて一つ一つやっていけば勝機はある。バッテリーで神経を使いながら勝負したい」と積極的な“足攻め”への警戒心を高めた。

 自身初の開幕投手を務める九里との息もぴったりだ。オープン戦では2試合でコンビを組み、計10回1/3を2失点(自責点1)。「お互いに意思疎通した上で納得してサインを決められている。活発な会話ができている。シーズンに入ってからも続けていきたい」と坂倉。確かな自信を胸に、開幕へ臨む。

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