広島ドラ3益田 つかめ開幕ローテ 森下離脱でチャンス到来、11日先発に指揮官「楽しみ」

 広島のドラフト3位・益田武尚投手(24)=東京ガス=が“本拠地開幕”となる11日のオープン戦・ヤクルト戦(マツダ)で実戦初先発することが9日、分かった。右肘の違和感を訴えた森下の開幕ローテ入りが白紙となった中、野村祐輔投手(33)も同戦に登板予定。12日・同戦に先発する2年目の森らを含めた争いは熾烈(しれつ)を極めそうだ。

  森下の離脱で巡ってきた開幕ローテ入りのチャンスにも益田は冷静だった。新井新監督にとって本拠地初戦となる11日・ヤクルトとのオープン戦、その“開幕投手”を任された。

 「1年目で投げさせてもらえるのであれば、しっかり責任を持って、いい結果を残すというのと、次の投手にいい流れで渡せるようにやっていきたい」

 2月23日の練習試合・楽天戦(コザ)で実戦デビューし、2回無安打無失点。4日のソフトバンク戦(ペイペイ)では1回無失点。最速153キロの直球に、鋭く落ちるフォークを交えて2三振を奪うなど好アピール。ドラフト5位の河野(大阪ガス)が矢崎の抜けたブルペン候補にまわり、益田は先発のチャンスをつかんだ。

 ヤクルトとは東京ガスに在籍した昨年10月8日の練習試合で対戦。村上、オスナから三振を奪うなど3回4安打3四球1失点。日本シリーズ直前の三冠王斬りは話題になった。

 「自分がいいボールを投げたから三振を取れたわけじゃなかったので。記事だけが独り歩きしただけです」

 苦笑いで振り返る。ドラフト直前で気持ちに余裕がなく、本来の投球ではなかったというが、それでも抑えたことに違いはない。

 今回は開幕ローテ入りが懸かるマウンド。ライバルは多い。12日・ヤクルト戦に先発する左腕の森や、ベテランの野村、コルニエルらと争う。セ・リーグ連覇のヤクルトを抑えられればこれほどの好材料はない。

 「しっかりアピールできたら最高だなと思います」

 新井監督も期待を寄せる。

 「ルーキーイヤーだけど、いいものを見せてくれている。複数イニング投げてどういう感じなのか、楽しみに見たい」

 11日はファンが待ち望んでいた本拠地で、声を出しての応援が解禁される日でもある。

 「お客さんが多いと聞いているので、その中でどれだけ精神的に落ち着かせられるかが課題なのかなと」

 イケメンルーキーはマウンドでもクールにキメるつもりだ。

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