広島・秋山 完全復活打 連続タイムリー「すごく久しぶり」移籍後本拠初デーゲームで躍動

 5回、右前へ適時打を放つ秋山(撮影・立川洋一郎)
 5回、右前へ適時打を放つ秋山(撮影・立川洋一郎)
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 「広島4-0DeNA」(3日、マツダスタジアム)

 ベンチがわいた。巡ってきた得点機で広島・秋山翔吾外野手が2打席連続の適時打を放った。「前の人たちに状況をつくってもらったなと思います」。勝利への道をさらに切り開いた一打。チームメートに感謝した。

 1点追加して2-0で迎えた五回2死二塁で右前適時打。七回2死二塁では、見逃せばボール球の外角低め変化球をバットの先で拾い、左翼線に運んで4点目をもたらした。

 「適時打とかもすごく久しぶりで、打点も止まっているというのもあったので。ちょっと動き出してくれないかなと」

 サヨナラ打を放った8月6日・阪神戦以来の適時打。同月下旬には発熱のため一時チームを離脱し、復帰後はこの試合まで3試合で9打数1安打だった。

 五回は追い込まれた状況で直球を鋭く振り抜いた。全ての球種に対応しながら放った1本。それでも「安打になったことは良かったと思います。ただ、手応えがあるかと言われるとそうでもない」。見据えるものは、もっと先にある。

 本拠地でのデーゲームは移籍後初めて。「久々に早起きしたな、っていう感じの方が大きかった」と言葉を紡ぐと「とにかく最後まで勝ちにつながるようなところで仕事ができたら」と力を込めた。シーズン残り17試合となった9月戦線。ただひたむきにグラウンドに立つ。

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