中崎、新フォームでシーズンへ 進化のノーワインドアップ「感覚悪くない」

 広島・中崎翔太投手(26)が10日、マツダスタジアム内で調整し、新フォームでシーズンに臨む可能性を口にした。昨季までは無走者でもセットポジションだったが、9日のDeNAとのオープン戦(福山)ではノーワインドアップで投球。開幕まで3週間を切る中での変更に一定の手応えもあり、鯉の守護神はさらなる進化を己に求める。

 高みを目指すためには変化もいとわない。開幕まで3週間弱。中崎が無走者時の新フォームを試みている。昨季までのセットポジションから、捕手方向に正面を向いて左足を引き投球動作に入るノーワインドアップへ変更。その狙いを淡々と口にした。

 「(セットポジションからの投球では)体が前に出るタイミングで、腕が出てきていなかった」

 重きを置くのは体の連動性。スムーズに腕が出るように変更に至った。開幕まで時間が限られた中での決断となったが「キャンプが始まって全部を変えることはしづらかった」と説明。「5年ぐらい前に2軍で振りかぶって完封しましたし、高校の時もでした」と違和感なしを強調した。

 一定の手応えもある。9日のDeNAとのオープン戦。九回にマウンドに上がると、ノーワインドアップの新フォームで1回無安打無失点。「スムーズに体を動かせるようにチェックするため、一回試してみました。感覚も悪くない」とうなずいた。

 今後も試行錯誤しながら己の“形”を追求していく。「自分に何が合っているのか考えながらやっていきたい。一番いい状態で開幕に入れるようにするということは間違いない」と中崎。より盤石な投球をシーズンで示すため、守護神に余念はない。

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