大瀬良、長崎でプロ初凱旋登板 故郷で勇姿

 「オープン戦、西武4-3広島」(4日、長崎県営野球場)

 大歓声に迎えられ、広島・大瀬良大地投手(26)が地元長崎のマウンドに立った。プロ初の凱旋登板。家族や友人、多くのファンの前で勇姿を披露した。

 「アップの時から、普段ないような声援が聞こえていました。特別な感情を持ってマウンドに上がりました。すごく貴重な経験をさせてもらいました」

 ファンの期待を受け止めつつ明確な課題を持って登板に臨んだ。初回は直球と前回登板で課題を残したカットボールだけで配球を組み立てた。直球を狙われ、不運な安打も重なって3失点。それでも二、三回はカーブやフォークを織り交ぜて無失点に封じた。3回6安打3失点の結果にも、持ち前の修正能力を発揮し、降板後は納得顔だ。

 「今日の結果で良かったとは言わないですが、オープン戦はいろいろ試すことができる。結果を受け止めて、次に向けてレベルアップしていきたいです」

 長崎県営野球場は、大瀬良の原点とも言える場所だ。長崎日大では1年時の秋季大会で公式戦デビュー。結果は4失点とほろ苦かったが、3年夏は県大会準々決勝で今村を擁するセンバツVの清峰を4安打1失点に抑えるなど勝ち上がり、甲子園出場を決めた。

 「懐かしかった。小さな子どもたちに、何か届けばいいと思って投げてました」。帰り際にはサイン色紙やボールにペンを走らせ、感謝の思いを示した。シーズンでも活躍する姿を故郷へ届ける。

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