「神ってる」誠也が初回先制打 第4戦でサインミス、汚名返上の一打
「日本シリーズ・第5戦、日本ハム-広島」(27日、札幌ドーム)
2勝2敗とタイに追い付かれた広島が初回、鈴木誠也外野手(22)の中前適時打で先制点を奪った。
先頭の田中が中前打で出塁。続く菊池が犠打を決めると、丸の中前打で一、三塁を作った。ここで4番に座ったエルドレッドが一邪飛に。流れを失いかけた所で、「神ってる」男に打順が巡った。
3ボールから積極的に打って出ると1-3からの5球目。外角のフォークに食らい付くと、打球は二遊間を抜けた。「打ったのはフォーク。先制点をまず取れてよかったです」。前日26日の第4戦では八回、無死一塁からサインミスとバントミスで、走者を送ることができなかった。「必死に頑張りたい」と誓って臨んだ第1打席。汚名返上の一打でまずは広島が主導権を握った。