中崎がキャッチボール再開 CS登板へ早期復帰を宣言
腰痛で出場選手登録を抹消されている広島・中崎翔太投手(24)が29日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で6日ぶりにキャッチボールを再開した。23日の練習中に右腰の違和感を発症。25日に「右傍脊柱筋の炎症」と診断されていた。
最長30メートルの距離で50球、感覚を確かめるように丁寧に投げ込んだ。「しっかり投げることができた。間隔が空くよりも、早めに投げられたほうがいい。久しぶりで指の感覚も違いますし、感覚を早く戻していきたいと思います」と早期復帰を宣言した。
今季は開幕から守護神として、25年ぶりのリーグ優勝に貢献。ここまで61試合に登板し、3勝4敗34セーブ。防御率1・32で、セーブ数は自己最多をマーク。CSファイナルSまで2週間を切り、日本シリーズ進出をにらめば、守護神の復活は欠かせない。
「まだ(状態は)完全ではないですけど、いい方向に向かっている。しっかり治さないといけない」。今後は患部の様子をみて、ブルペン投球を再開する予定。復活へ向け、着実に歩みを進める。