優勝マジックナンバー「２」の広島が８日、中日戦の試合前にマツダスタジアムでの全体練習を開始した。

　グラウンドにはテレビカメラ９台、約１００人前後の報道陣が詰め掛ける中、各選手は緊張した様子もなく普段と変わらぬ様子。これまで通り右翼守備位置付近で円陣を組むと、西川龍馬内野手（２１）の「マジック２です。最後まで頑張りましょう」という掛け声で練習を開始した。

　８日の中日戦に勝って、巨人が阪神に敗れると、２リーグ分立後最速タイとなる優勝が決まる。地元胴上げは目前だ。新井の通算２０００安打に、黒田の日米通算２００勝。球団史上初の年間８０勝と、記録ずくめのシーズンは、記録締めがふさわしい。９０年の巨人に並ぶ史上最速タイの地元胴上げへ。

　２５年ぶりの頂点向けて、４番に座る新井貴浩内野手（３９）は「勝てるように頑張る。いいところで打ちたい。頑張ります！」と話すなど、元気よく練習が始まった。