広島の緒方孝市監督（４６）が１７日、新井貴浩内野手（３８）の来季２０００本安打達成の後押しを約束した。前日１６日には監督室に招き、今後の方向性を確認。来春の１軍キャンプ帯同を明言した上で、優勝に向けてベテランの力に期待した。

　「昨日、監督室に呼んで話をしました。彼には２０００本安打という個人の大きな目標がある」。個人記録に敬意を示した上で、大記録の波及効果を期待。「チームにもムードが出る。勢いにつながっていく」と続けた。

　新井は来季３９歳となるが、主軸として「彼には勝負強さがある。レギュラーとして期待している」と信頼を口にする。「今年同様に下半身をしっかり鍛えてオープン戦、開幕に向けて調整してほしい」と指揮官。優勝に欠かせぬものとして、偉業達成を支える。（田中政行）