マエケンCS進出へ中4日で10・7も

 絶対CS進出ローテじゃ!!広島の前田健太投手(27)が中4日で、7日の中日戦(マツダ)に登板する可能性が1日、浮上した。この日の中日戦が雨天中止となったことで、追加日程が7日に組み込まれたため。当初の予定通り2日の中日戦(マツダ)先発後、チーム状況によってはフル回転も辞さない覚悟。逆転3位へエースがカギを握る。

 断続的に降り続く雨の影響で、午後1時半に中止が決まった。残り4試合。3勝1敗以上…いや、4戦全勝が求められるチームに吉か、それとも凶か。ただ朗報はエース前田が、フル回転する可能性が浮上したことだ。

 中止となったこの日の振り替え試合が、7日に組み込まれることになった。前田は当初の予定通りに2日の中日戦に登板するが、中4日で最終戦に回ることは可能。順位次第では先発、またはブルペン待機など“最強カード”で、あらゆる戦略を練ることができる。

 「あしたは前田が勝利に導く投球をしてくれる」。絶大な信頼を口にする緒方監督は、「投げる人も最後は変わる可能性がある」と言及。畝投手コーチも「中4日のケースも考えながら。状況次第では変わってくる」と続けた。最終戦が、勝てばCS出場の大一番となれば、命運をエースに託す可能性は高い。

 希望をつなぐためにも前田は、まず目の前の試合に全力を注ぐ。今季、中日戦は5試合の登板で3勝2敗。対戦防御率はセ5球団のうちワースト3・82だが、地元広島で無類の強さを誇る。マツダスタジアムでは8勝1敗。防御率1・48だ。中5日で巡る登板。「全力で投げます」と力がこもる。

 「最後だと思って投げる。その後、登板機会があるかもしれない。その時はまた最後だと思って。悔いのないよう全力で投げたい」

 この日は球場隣接の室内練習場で、強めのキャッチボールなどで調整した。現在、リーグトップタイの14勝。5年ぶりの最多勝も視野に入れる。「ここまできたら、狙わないでたまたま取れることはない」。エースは独自の理論を語った上で「取れるものは、狙う必要がある」と、タイトル奪取を宣言した。

 CS出場へ勝利だけが求められる一戦。エースの勝ち星=3位に近づく1勝になる。「順位が決まっていると、逆に難しいけど決まってないので。とにかく勝ちにいくだけです」と前田。決戦を前に、柔和な笑みを浮かべた。答えはシンプル。自然体で臨む。狙って、勝つ。勝って、笑う。

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