黒田4失点も激走内野安打で野手を鼓舞

 「広島6-5阪神」(4日、マツダ)

 序盤の大量失点にも、気持ちを切らさなかった。広島・黒田が6回7安打4失点。勝敗は付かなかったが、中盤の無失点が逆転勝利の流れを呼んだ。これぞベテラン右腕の真骨頂。「うれしかった。打線に助けてもらった」と笑顔を見せた。

 序盤は苦しい展開だった。二回、1死からロサリオの拙守で、マートンの打球が二塁打となった。「仕方ないです。ヒットはヒット」と振り返ったが、ここから今成、江越、鶴岡に3連打を浴びて3失点。三回も上本の中前打から、盗塁に失策も絡んで併殺の間に1点を失った。

 「真ん中に球が集まったのと、簡単に行き過ぎてしまった。でも、競ったゲームを勝てたのは、チームとして大きい」。8勝目はならなかったが、必死の走塁で内野安打を奪うなど、投打に必死な姿でナインを鼓舞した。逆転勝利へとつなげた98球。黒田の執念が野手を奮起させた。

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