悔し…5年ぶり2戦連続サヨナラ負け

 「中日3-2広島」(3日、ナゴド)

 打球の行方を見届けると、グラウンドに背を向けて歩いた。広島が2戦連続のサヨナラ敗戦。粘りながら、4連敗の事実が重い。「2試合続けて…こたえるね」。緒方監督は苦しい胸中を吐露した。

 序盤は理想的な展開だった。初回に菊池が先制アーチ。さらに三回は2死から菊池、丸の連打で追加点を挙げた。だが四回以降は無得点に終わった。

 この日は岩本を「5番・左翼」で今季初スタメンに起用。開幕から7試合で7通りのオーダーを組んだ。

 「いい形でヒットを打っていたし、練習でもスイングがキレていた。山井に対していいかな、と思ったけど」

 八回、2死満塁で岩本に回る。結果は三飛。紙一重だったが、岩本は「あそこで打てていれば勝っていた」と唇をかんだ。また延長十回、2死二塁からエルナンデスに決勝打を浴びた一岡は、プロ47試合目の登板で初黒星。悔しさを押し殺し「何も変える必要はない」と話した。

 2試合連続のサヨナラ負けは10年8月14、15日の中日戦以来。だが光はある。五、八、十回と得点圏に走者を置いた。「打線が点で終わってしまっている。ただ、打てていないわけじゃない。もう一回、頑張ってもらいましょう!!」。指揮官は、最後は自らを奮い立たせるように言い、球場を後にした。

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