田中がG菅野退治だ!同級生と夢の対決
広島のドラフト3位・田中広輔内野手(24)=JR東日本=が7日、同級生対決に胸を躍らせた。8日からの巨人3連戦で、10日の第3戦は東海大相模、東海大でチームメートだった菅野の先発が有力。「もし投げてくるならば自分も出る可能性は0%ではないので」と対戦実現を熱望した。
開幕1軍入りを果たしたことで、早くもかなう可能性が出てきた“夢の対決”。意識せずにはいらないようで、この日のマツダでの練習後、報道陣に囲まれると「菅野でしょ?(先発が)あるらしいですね。中5日で3戦目」と自ら切り出した。
広島入団決定後から対戦の時を待っていた。実現すれば高校時代の紅白戦以来となるが「昔とは違う。キレやスピードも全然違う」とプロでは1年先輩の右腕に敬意を表した。
菅野から打ちたい気持ちは強いが、田中の状態はよくない。ここまで13打数で1安打だけ。消極的な打撃が不振の原因と分析。だが「(6日のDeNA戦で)ヒットエンドランのサインが出た時、アウトになったけどいい形で振れた」と兆しはある。
野村監督からは「どんどん打ちにいけ。考えすぎるな」とアドバイスされているという。「全球エンドランのつもりで打ちにいく」と田中。巨人のエースに成長した同級生に、積極打法で挑む。



