「広島春季キャンプ」（５日、日南）

　広島・野村謙二郎監督（４７）が、６日から始まる第２クールと第３クールで２１日からの沖縄キャンプメンバーを決める方針を５日、明かした。

　この日、広島から２軍が日南入り。現在、松山が左太もも裏痛で離脱し、１軍は投手１９人、野手２０人だが、野村監督は「ウチは１、２軍全員が戦力」と話すように、第２クールからは１、２軍の入れ替えが行われる。

　第２クールは実戦形式のメニューが中心となり、６日と７日にシート打撃、９日に紅白戦が予定されている。第３クールの１２日にも紅白戦が予定され、指揮官は「１３日までにはメンバーを入れ替えたりして、第４クールであらためて（１、２軍を）振り分ける。その時の１軍メンバーを沖縄に連れて行くと思う」と説明した。

　２１日からの沖縄キャンプではオープン戦や練習試合が８試合予定され、そこで結果を出せば３月のオープン戦メンバーに選ばれる。つまり沖縄に行けなければ、開幕１軍に入る可能性が厳しくなるということだ。

　野手では丸、菊池、栗原、広瀬、石原や外国人以外は当落線上だ。「基本的には現在の１軍メンバーが有力だけど、調子が悪ければ落ちるでしょう」と野村監督。沖縄行きを懸けた戦いが幕を開ける。