清原和博氏「忘れ去られることがつらい」母の一周忌法要を欠席して依存症啓発イベント登壇

 覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、現在執行猶予中の元プロ野球選手・清原和博氏が1日、都内で行われた厚生労働省主催の「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」に登場した。

 多くのマスコミを前に、壇上で「カメラを向けられるの得意だったんですけど、今は怖いです」と笑った清原氏。一方で、世間に発信されることについては「昔は嫌だったが、今は忘れ去られることが一番つらい。いいことも悪いこともそうやって話題として取り上げてくださるのはありがたい。あまり見ないようにはしているんですけど(笑)」と語った。

 昨年も同イベントに登場。3年ぶりに公の場に姿をみせたことで話題となった。1年が経過し、「今日は大阪で母(弘子さん)の一周忌法要をやっているんですが、昨年のこの時期も母が亡くなり、今日は弟に任せて命日の日に帰ろうと思っている。自分としては去年参加させてもらって1年間、少しは前に進めたのではないかなと思っている。毎日コツコツやっていこうと思う」とうなずいた。

 イベントには清原氏も参加する薬物依存の自助グループメンバーも出席。16年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた俳優・高知東生やNHK「おかあさんといっしょ」の元「歌のお兄さん」杉田あきひろ、16年に危険ドラッグ所持の疑いで逮捕された元NHKアナウンサー塚本堅一氏なども登壇した。

 この日は当初、一般の観覧者も参加予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により規模を縮小。無観客イベントとして開催された。清原氏は締めくくりに「大変なコロナの時期に、たくさんの報道陣が集まって頂き、自分たちを発信することを、世間の皆様に発信していただくことを感謝しています」と丁寧にあいさつした。

 そして、「まだまだ自分は回復途上ですけど、少しでも皆さんの力を借りて、発信していただいて、いい記事も悪い記事もあるでしょうが読んで頂くことがまず大事なこと。今日、聞いたところによると、一般のお客さんが500人以上参加希望されたと聞いております。ありがとうございました。これからも頑張ります」と決意も示した。

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