ロッテ・ドラ1佐々木朗希 悩みの奥にある“芯の強さ”
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が、デイリースポーツの直撃インタビューに応じた。高校球界最速となる163キロをマークした黄金新人。今季のプロ初勝利に向けた強い決意、球速や球筋へのこだわり、人生初の甲子園登板に向けての熱意-。スーパースター候補の本音に迫った。以下は取材後記。
◇ ◇
黄金ルーキーならではの“悩み”だろう。連日、一挙手一投足が大きな注目を浴びている。石垣島キャンプ中、ずっと感じていたことがあるという。
「僕以外の選手の方にも満遍なく(取材に)いってほしいなと思います。他の選手が目立つべき時にそっちにいってほしいなと思います。試合があったら試合。そういうのはあります」
無限の可能性を秘めた豪腕だが、実戦マウンドには上がっていない。まだプロの試合で1球も投げていない自分に、ここまで視線が集中することを不思議に思っているのかもしれない。そこには先輩選手への気遣いもある。あどけない表情からは、想像もできない“芯の強さ”を感じた。(ロッテ担当・伊藤玄門)