侍・筒香不発「まだまだ力が足りない」 ファンの声援に感謝も
「WBC・準決勝、日本1-2米国」(21日、ロサンゼルス)
敵地に詰めかけた侍ファンの願いは届かなかった。1点を追う八回2死一、二塁。筒香(DeNA)が放った打球は力のない右飛に終わった。同点に追いついた直後の六回1死一塁では空振り三振。「打てなかったのは技術の問題。まだまだ自分の力が足りない」と自責の念に駆られた。
大一番では4番の働きができなかったが、2次リーグまでの6試合で打率.364、3本塁打、8打点。その存在なしに侍の躍進はあり得なかった。打席に立った時の声援はひときわ大きかった。
「負けてしまいましたが、ファンの声援をこんなにいただいて感謝しています。ここまで来られてよかった」
ファンだけでなく、小久保監督や選手、チーム関係者にも感謝の言葉を口にした若き主砲。成長した実感は?との問いかけに「あります」と言い切った。