DeNA・山崎康、ポスト番長に名乗り「横浜盛り上げる選手になる」

 DeNAの山崎康晃投手(24)が2日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万増の8000万円で更改。会見では、引退したハマの番長の後継者に名乗りを上げた。

 「三浦さんはお父さんみたいな存在だった。悲しいですね。自分も横浜を盛り上げる選手になりたい」

 三浦に師事した自主トレに始まり、引退試合ではブルペンから背中を追った。「三浦さんみたいにユニホームを脱ぐ時までしっかりしたい」と声を張った。

 今季は59試合で2勝5敗33セーブ、防御率3・59。史上初となる新人からの2年連続30セーブをマークしたが、守護神の座を外れた時期もあった。「打たれてやり返せない悔しさがあった」。再び飛躍を目指す来季へ、二つのテーマを掲げた。

 今季の自己流スロー調整をやめ、「早めに調整して、2月1日からブルペンに入る」。そして「真っすぐとツーシームだけではやられる。スライダーの精度を高めて、投球の幅を広げたい」と青写真を描いた。

 「苦しいシーズンを2年目に迎えたことをうれしく思いたい」。つらい思いは成長の糧。復活して、番長のような大黒柱になる。

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