履正社が4強進出 大阪桐蔭と準決勝で激突

 「秋季高校野球大阪大会・準々決勝 履正社9-2大商大堺」(10日、舞洲ベースボールスタジアム)

 履正社が大商大堺を7回コールドで下し、4強に進出した。15日に行われる準決勝では大阪桐蔭と激突することが決定した。

 国体を挟むハード日程ながら、全試合をコールドで勝ち上がってきた。それでも岡田龍生監督は「今の野球やったらコールド負けするでしょうね」と語気を強める。

 指揮官が指摘したのは初回。無死一、二塁から来年ドラフト上位候補の安田尚憲内野手(2年)に送りバントを命じ、1死二、三塁の好機を作った。

 しかし、4番・若林将平外野手(2年)が見逃し三振。「何のために安田にバントさせたのか。簡単に見逃し三振しているようではダメ。先取点をとって自分のペースでやらないと。内野も下がってるから内野ゴロでも1点なんですよ。自分のことしか考えてないからそうなる」と岡田監督は厳しい言葉を並べた。

 若林はその後、4安打3打点と奮闘したが「4番として情けないと思いました」と初回の見逃し三振を猛省。ただ打撃技術は来年のドラフト候補と目されるように、高いものがある。

 入学後、大阪桐蔭戦は故障で一度も経験していない。「きょうのような試合では勝てない。しっかり練習しないといけない」と力を込めた若林。「チャンスはそうないと思うので、そこで1本打てる4番になれるよう練習したい」とライバルとの一戦を見据えた。

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