西武が球団OBで今季は中日で作戦兼守備コーチを務めた辻発彦氏(57)に次期監督の就任を要請したことが30日、球団関係者への取材で分かった。受諾には前向きな姿勢を示しているという。
西武は今季、3年連続でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。リーグワーストの101失策など守備の強化が急務。鈴木葉留彦球団本部長は「豪快な野球もいいけど、1点差で勝つゲームがどれだけできるか。厳しさを前面に出してほしい」と後任候補に求めていた。
辻氏は佐賀東高から日本通運を経て1984年に西武に入団。93年に首位打者を獲得し、ゴールデングラブ賞を8度受賞の守備の名手。