藤沢翔陵4強ならず、2年生エース・西沢188球目で力尽きる

 「高校野球神奈川大会・準々決勝、桐光学園3-2藤沢翔陵」(28日、横浜スタジアム)

 藤沢翔陵が延長十一回にサヨナラ負け。前身・藤沢商時代の1973(昭和48)年以来となる夏甲子園出場を目指したが、ベスト8にとどまった。

 2-2の1死二塁で先発の西沢翔太投手(2年)が桐光学園の清水太一内野手(3年)に左前適時打を許した。188球を投じた敗戦の瞬間、西沢はバックアップに入った本塁後方で崩れ落ち、試合後は涙がいつまでも止まらなかった。

 九回は1死一、三塁から後続を断ち、延長十回も無死満塁で続く打者の強襲ライナーを自ら好捕して併殺とするなど、再三のサヨナラ・ピンチを防いだが、最後に力尽きた。それでも、1カ月前に太ももへ受けた死球の影響を顔には絶対に表さず、この日も「疲れは感じなかったですが、終盤から足がつりました」とだけ語った。

 同校OBでロッテ、阪神に在籍した元プロ野球投手の川俣浩明監督は、西沢や田中健太捕手ら2年生部員に対し、「3年生たちの悔しさをお前たちが来年晴らせ!」とあえて厳しい言葉をかけ、その胸中を思いやった。

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