オリックス・福良淳一監督（５５）は２３日、ソフトバンク３連戦を前に右ふくらはぎ痛完治を目指し、戦列を離れていた中島宏之内野手（３３）を昇格させることを明かした。

　首位たたきへとっておきの駒を投入する。中島は昨季、敵地ヤフオクドームで１１試合に出場し打率・３１６、５本塁打、１０打点の好成績を残した。特に本塁打は年間１０本の半数で、本拠地・京セラドームよりも多いという相性の良さを見せた。

　福良監督は復帰の舞台をヤフオクドームからに決めた。「ＤＨはブランコがいるから一塁か三塁で。（小谷野）栄一もへばってきてるし。起爆剤？というより（中島の）状態がいいからね」。中島は２０、２１日の２軍・中日戦に一塁で出場し、９打数４安打２打点と好調ぶりをアピール。万全の状態での合流となった。

　第３戦となる２６日には中５日でエース金子の先発も決めた。あと１本で通算１５００安打となるヤフオク男から全力で鷹狩りへ臨む。