オリ悲惨…4連敗で最下位 故障者続出

 「日本ハム6-2オリックス」(11日、東京ドーム)

 オリックスは今季2度目の4連敗で楽天に抜かれ、最下位に転落した。先発・東明が三回途中4失点でKOされれば、打線も日本ハムの継投の前に2得点の完敗。福良監督は「同じことの繰り返しやからね」と渋い顔で振り返った。

 試合前から暗雲が立ちこめていた。右肩痛のため、7日に出場選手登録を抹消されていた岸田が船橋市内の病院で検査を受け「右肩関節炎」と診断。さらに前日に1軍昇格したばかりのブランコが練習中に右膝付近の違和感を訴えスタメン落ちした。

 負の流れは止まらず、五回の守りでは今季初スタメンの川端がダイビングキャッチを試みた際に左手親指関節付近に痛みを訴え途中交代。都内の病院へ直行し「左手親指中手骨基部骨折」と診断された。全治は未定だが、長期離脱は避けられない見通しとなった。

 一時は3まで減った借金は、7まで膨らんだ。チームに漂い始めていた上昇ムードが、再びしぼもうとしている。

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