日大・京田に10球団、虎は6人熱視線

 「東都大学野球、日大5-2国学院大」(12日、神宮)

 1回戦2試合が行われ、日大が延長戦を制して今季初戦を飾った。今秋ドラフト上位候補の京田陽太内野手(4年・青森山田)は、十回にダメ押しの適時二塁打。国内10球団のスカウト陣の前で、勝利に貢献した。

 最後に魅せた。力みのないスイングで捉えた京田の打球が、左中間を破る。延長十回に1点を勝ち越した直後、2者を迎え入れる適時二塁打。送球間に50メートル5秒9の快足で三塁も陥れた。

 主将の責任感から気合が入り過ぎ、4打席目までは凡退。「最後はいい形でつないでくれた。周りに助けられた」と、胸をなで下ろした。昨秋苦しんだ内角攻めの克服へ、冬場は逆方向への打撃を徹底。練習通りの一打に「成果が出た」と、手応えをにじませた。

 阪神は6人態勢で視察。安定した守備、果敢な走塁もあり、吉野スカウトは「体が大きい(184センチ、78キロ)のに動ける。スケールの大きさは一番」と高評価した。ドラフトは「“オマケ”でついてくればいい」という京田。まずは12年ぶりの優勝へ、全力を注ぐ。

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