巨人・由伸監督も誕生日星 立岡V打

 「広島3-4巨人」(3日、マツダスタジアム)

 巨人が雨中の熱戦を制した。延長十二回、絶好調の立岡が左中間へ決勝の適時二塁打。高橋監督の41歳の誕生日を白星で飾り、3カード連続の勝ち越しを決めた。指揮官は「監督として最初の誕生日に勝てて良かった」と、満面の笑みを浮かべた。

 勝負強さが光った。ここ4戦で3度目の延長戦はすべて勝利。十二回、1死から長野が中前打で出塁すると、温存していた代走・鈴木が登場。打席の立岡は、相手バッテリーが盗塁を警戒しながら投げ込んだ初球の直球を狙い打ち。「後ろにつなごうと思った」という無欲の一打は左中間を破り、快足の鈴木が本塁を駆け抜けた。立岡は今カード初戦(1日)の延長十回に放った決勝三塁打に続く殊勲打となった。

 粘りも実を結んだ。開幕から接戦が続き、リリーフ陣が登板過多となる中、早くも6試合目の登板となった守護神・沢村は十回から2回を無失点。最後は土田が締め、逃げ切った。指揮官は「集中力を切らさずに粘り強く、天候も悪い中でよくやってくれた」と、選手の奮闘をたたえた。

 「監督を尊敬している。(現役時代は)いつもしっかり準備をして、勝負強い打撃をして。ああいう風になりたいと思っていた」と、ヒーローの立岡。試合前のミーティングでは選手とスタッフが集結し、クラッカーを鳴らして指揮官を祝福。チーム一丸で、バースデー星をささげた。

 5日から、東京ドームに戻って阪神と今季初の伝統の一戦に臨む。高橋監督は「帰ったら帰ったで、気持ち新たに戦っていきたい」。指揮官を中心に団結力を増した巨人が、金本阪神の前に立ちはだかる。

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